今回は、ホームページの音技の第2回目ということで、ページにBGMを流すテクニックを紹介していきます。ホームページでBGMを流す方法には、EMBEDタグを使用する方法と、BGSOUND属性を使用する方法の2種類があります。それぞれの特徴をしっかりとマスターしてください。

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EMBEDタグを使ってホームページにBGMを流す手順は、前回の「すぐに使える!魅せるホームページ作成講座」(音技1 〜クリックに合わせて音を鳴らそう〜)で紹介した方法と大差がありません。前回はクリックにより音を鳴らすようにしていましたが、これをページ表示と同時に音声ファイルを自動再生させるように変更すればよいわけです。つまり、EMBEDタグのautostart属性を「true」とするだけでOKです。なお、プラグインの領域を非表示としたい場合は、hidden属性を「true」とする設定も追加しておいてください。

<EMBED src="m01.mid" type="audio/midi" hidden="true" autostart="true">



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上の方法により設置されたBGMは、曲の最後まで演奏が行われた時点でBGMが終了となってしまいます。いつまでも音楽を流しつづけたい場合は、音声ファイルを繰り返し再生するための設定を追加しなければいけません。これはEMBEDタグにloop属性とrepeat属性を記述することにより実現します(属性値は「true」とする)。なお、これら2つの属性はどちらも繰り返しの設定を行うものであり、特別な差異はありません。
プラグインは、その種類により有効となる属性が変化してしまいます。そこで、数多くのプラグインに対応するため2つの繰り返し設定を指定しておくわけです。

<EMBED src="m01.mid" type="audio/midi" hidden="true" autostart="true" loop="true" repeat="true">

(注意)
EMBEDタグを使用しているページは、見る人のプラグイン環境により正しく機能する場合とそうでない場合があります。たとえば上記2つのサンプルは、Midiに対応したプラグインがインストールされていない環境では、正しく動作しません。またQuickTimeをMidiプラグインとしているケースでは、MidiシンセサイザがQuickTimeに搭載されている必要があります。
今回のBGMのように、見た目の変化がないページであれば大きな問題とはなりませんが、見た目の変化も伴うページを作成する場合は、プラグインに対応していない人向けのページを別途設けるなど、対策を講じておくとよいでしょう。


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Internet Explorerには、BGMを流すためのタグ「BGSOUND」も用意されています。
プラグインを必要としないBGSOUNDタグは手軽にBGMを流すことができる反面、Internet Explorer専用のタグであるというデメリットも含んでいます(当然のことながらNetscapeではBGMが流れません)。ここでは、参考までにBGSOUNタグの使用方法も解説しておきましょう。
BGSOUNDタグは、BODYタグ内に記述するタグで、src属性に音声ファイルを指定するだけでBGMを設置することができます。また、loop属性に「infinite」を指定すると、音声ファイルを繰り返して再生することも可能です。

<BGSOUND src="m01.mid" loop="infinite">



※この機能を利用するには、プラグインが必要です。ブラウザにMIDIファイルを再生できるプラグインをインストールしてください。

Windowsの方は→
Windows Media Player(Microsoft)
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/software/playerv7.asp

Macの方は→
Quicktime(Apple)
http://www.apple.co.jp/quicktime/download/

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